無知のベール
高校2年の時の倫理の先生が言っていた、少し考えさせられるというか、興味深い思想を思い出したので、皆さんにご紹介しようと思います。
(以下、冒頭は問いかける形で始まりますが、その先生が言った言葉ではありません。
私、筆者からの問いかけです。)
突然ですが、あなたの立場は何ですか?大雑把な分類で構いません。
例えば、「学生」であるとか、「労働者」であるとか、「主婦」であるとか、「社長」であるとか、「首相」であるとか..........
ただ、その立場を、普段の生活ではあまり意識することはないかもしれません。
ではもし、その立場が失われたらどうですか?
失われるというよりも、“分からなければ”、といった方が良いかもしれません。
自分は何者であるかが分からない。相手も何者であるかが分からない。
どんな立場であるのかさえも。
このように、人間が、自分の地位・財産・所属集団などの個人情報、そしてアイデンティティの全てを剥ぎ取られている状態を、アメリカの哲学者ジョン・ロールズは「“無知のベール”がかけられている(状態)」と表現しました。
これは、平等の根本と言うことができるかもしれません。
この“無知のベール”について、1つ(極端ですが)例を挙げてみましょう。
(先程、所属集団も分からないと書きましたが、この例では分かりやすくするため、所属集団は分かっているものとします。)
例えば、ある会社の経営者が、社員を24時間続けて働かせたとします。
これは、その“経営者”という地位が明確だからこそ、“社員”という地位の者を荒く扱えるのです。
ここに無知のベールがかかるとどうでしょうか。
“経営者”だった者も、“社員”だった者も、自分の地位が何か分かりません。
ここに、大量の仕事が舞い込んできて、全て時間内にできなければ会社が倒産すると言われればどうでしょうか。
こんな状況でも、もし地位がはっきりしていれば、最悪な経営者であれば社員に全てをやらせるかもしれません。
ただ、自分の地位が分からない状況でそんなことができるでしょうか。
つまりは赤の他人に、「俺は何もしないからお前らで全部やれ」と言われても誰がするでしょうか。
「誰か分からないお前の命令になぜ従わないといけないのか」となるのが普通ですよね。
そして全て終わらせなければ倒産する。
全員で協力してやるしかありません。
この無知のベールがかけられた状態では、人々は究極の平等状態にあります。
自分が何者か分からないので、自分に都合の良い判断はできない、よって、議論などは全く公正に行われるのです。
もし自分が最も低い地位に居ても良いように、最低地位の人々が保護されるような政策等をするのです。
複雑化した現代では、このような究極の平等状態を創り出すことは非常に難しいと思います。
考え方によれば、家庭や学校の存在さえ危うくなりますからね。
ただ、こういった事を考えるだけでもとても有益だと思います。
自分は誰かを酷使していないか、権力を乱用していないか・・・
全ての人がこういった究極平等の考えを持たない限り、差別というものは無くならないのかもしれません。
日本は今が一番平和かもしれない
いきなりこう書くと、何を言っているんだと思う方もおられるでしょう。
確かに、経済大国日本と言われながらも餓死者が出たり、また災害大国日本と言われ、地震・台風・津波等の自然災害にしばしば見舞われます。
記憶に新しいのは、やはり地震と津波がもたらした福島第一原発事故でしょう。
それによる放射線(放射能)に脅かされ今も多くの方々が避難生活を強いられています。
また、今月始めには10年に1度クラスと言われる台風が列島を襲い、被害が出ました。
とても平和とは言えないだろうと。
ですが、長期的な眼で見てみるとどうでしょうか。
20年ほど前にバブルが崩壊し、景気・経済がひどく悪化した状態から立ち直ってきた日本。
現在の安倍首相は大胆な経済政策を掲げ、景気回復に努めています。
中小企業には中々効果が現れないものの、大企業では賃金上昇などが行われたりと、徐々に回復の兆しは見えてきました。
一方でこの安倍首相、今月1日に、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行いました。
これにより、解釈改憲だ とか、自衛隊は人を殺す・殺されることになる とか、たくさんの懸念が出ています。
安倍首相は、7月1日の会見で、外国を防衛するための武力行使は決して行わない、あくまで、日本(日本人)の存立が危ぶまれるような事態に際して、自衛の措置を取ることだけしか憲法は許していない と言っています。
ただ、私が危惧しているのは“未来”です。
安倍首相は、戦争への道を開くことはこれからも決して無いとしていますが、果たして本当にそうでしょうか。
安倍政権時やこの先数代はないとしても、何十年後かに、悪い意味で頭の回る人が首相になったらどうでしょう。
私達が思いもよらない方法で、国民が止める間もなく戦争への道を開いてしまうかもしれません。
集団的自衛権を閣議決定する前からもその可能性はあっただろうと言う方もいると思います。
ですが、集団的自衛権を閣議決定する事で、その可能性が高まったということです。
そしてもう1つ、武器輸出三原則を防衛装備移転三原則に変えたことです。
これにより、例えば、アメリカの安全保障を目的に輸出したミサイルが、中東に渡る可能性もあり得るのです。*1
紛争国には輸出しないとしていますが、それが武装集団に奪われたらどうでしょうか。
現在の中東情勢は、シリア・ガザ・ウクライナを中心に混沌としています。
それらの紛争の影には、大抵アメリカやロシアといった大国の存在があります。
その大国が、それぞれ敵対する国(勢力)を支援している という事例も多々あります。
これを、先述の集団的自衛権と繋げてみましょう。
例えば、アメリカが中東のある国を守る(支援する)ために軍隊を派遣したとします。
日本は、その時どうするのでしょうか。
アメリカの軍隊と共に戦いますか?
これは安倍首相は否定していますよね。
ではアメリカの艦船に、イラク戦争の時のように給油しますか?
相手国から見れば、その日本の行為はアメリカの支援ということになります。
つまり、日本も敵と見なし、攻撃する可能性がありますよね。
その海上の自衛隊も然り、日本のアメリカ軍基地も狙われる可能性があります。
アメリカとの関係だけではありません。
中国とは尖閣諸島、韓国とは竹島、ロシアとは北方領土を巡る問題があります。
今のところ、これらの為政者は、危ないボタンを押すことはないようです。
そんな事をすれば多大な犠牲が出ることは分かりきっていますからね。
ただ、10年後も、同じ状況だと言えますか?
第三次世界大戦が絶対に起こらないとも言えないでしょう。
肝心なのは、未来を見据えた政策です。
何かを大きく変える時は、誰しもが口実をつけてそれを正当化します。
ただ、それは本当に正しいのか。
未来ではどうなっているのか、どんな使い方をされているのか。
想像し得る全ての事態を考えなければなりません。
集団的自衛権などは、何か強力な監視がないと、とんでもないことになってしまう気がしてなりません。
起きてからでは遅い。
未来の日本の人々の命を守るのは私達の使命です。
<参考>
・http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1027401540
・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%82%B9
・http://www.mod.go.jp/j/press/news/2014/04/01a.html
・http://www.youtube.com/watch?v=C-GWBqpdKM4
・http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1351/
・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E5%99%A8%E8%BC%B8%E5%87%BA%E4%B8%89%E5%8E%9F%E5%89%87
・http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140717/k10013098871000.html
ーーー削除ーーー
大変申し訳ございませんが、この記事は削除しました。
注意! LINEを使った悪質行為
はじめに
最近になって、筆者の元にLINEを使ったスパムが2種類来たので、皆さんに注意喚起の意も込めて報告したいと思います。
そもそもスパムとは・・・
スパム (spam) とは受信者の意向を無視して、無差別かつ大量に一括して送信される、電子メールを主としたメッセージのことである。
インターネット上での電子メール利用者の元に届く、事前に許可していない広告メールをスパムと呼んでおり、また、これはあまりに普遍的な現象や問題であるため、技術用語としても通ずる。電子メール以外の無差別かつ大量のメッセージの送信なども含まれることがある。
日本では電子メールを対象としたものについては、一般に「迷惑メール」と呼ばれる場合が多い。
(Wikipediaより引用)
最後にも書いてある通り、要はスパム=迷惑メールです。
スパムを送る業者は、あらゆる手を使い我々をサイトに誘導したり、詐欺にかけようとします。
そのため、スパムの手口は日々巧妙化しています。
以下に、筆者の元に実際に届いた、LINEを使ったスパムを紹介したいと思います。
事例1:メールで送りつけてくる(間接攻撃)
実際に筆者の元(PC)に届いたメールを紹介します。
このように、あの手この手を使って、とあるサイト(後述)に誘導しようとしてきます。
画像として残すのを忘れていて、皆さんにお見せできず申し訳ないのですが、もっとタチの悪い例では、「LINEの友達申請が2件あります。以下(のサイト)からご確認下さい↓↓↓」という文面のメールもありました。
筆者はPCのアドレスではLINEの登録をしていなかったため、不審に思いURLは押しませんでしたが、このような文面で来ればひっかかってしまう方もいるかもしれません。
事例2:LINEで送りつけてくる(直接攻撃)
1週間ほど前、見知らぬ人からこのようなLINEメッセージが来ました。
文面等からすぐにスパムと分かりました。
そもそも連休前っていつだよ(笑)
2週間ほど前から、筆者のLINEの「知り合いかも?」に、「電話番号で追加されました」というメッセージと共にこの人がいました。
どうやって筆者の電話番号と繋がったのかは全く分かりません。ちょっと怖い。
そして、そろそろこういうメールが
すると、このようなページに飛びました。
明らかな出会い系サイトですよね。
(日本語の)迷惑メールの大半は、こういった出会い系サイトへの誘導だと言われています。
前述した間接攻撃の方のURLも、おそらく、クリックするとこのページに飛ばされるのでしょうという推測ができますよね。
目的は何でしょうか。
ワンクリック詐欺への誘導?課金?それとも純粋(?)な出会い系サイト?
いろいろ考えられます。
この件についてLINEに報告したところ、調査を開始するとのことでした。
また何か動きがあれば、このブログで報告したいと思います。
まとめ
とにかく、怪しいサイトには手を出さないことが一番です。
見ないことこそ最高の防衛手段と言えるかもしれませんね。
<編集後記>
3DSの分解は、まとまった時間が取れる時にしかできないため、もうしばらくはできそうにありません。申し訳ないです。
まさかの手詰まりーー3DS分解ーー
今日は皆さんに、とっておきの素晴らしいこと、
そう、「3DSの分解」をお見せしようと思ったのですが、まさかの手詰まりです。
しかもとても初歩的なところで・・・
これは3DSの裏側です。
↓
見えている4つのネジを外した状態がこちら。
ですが、ここからのネジが外れない!
おそらく、ドライバーが合っていないのだと思います。
ですが、今使っているドライバーよりも小さいものは、筆者の家にはありません。
ということで、手詰まりです。
このゴールデンウィーク中に従兄弟の家に行くので、
もし近くのホームセンターに寄る機会があれば見てきます。
元々この3DSは、確か発売当日ぐらいに買ったものです。
が、数々の初期不良が発覚しました。
ただ、その時の筆者は、修理よりも遊びを優先してしまいました。
そしてその内アップデートで直るだろうという楽観的な考えも持っていました。
・・・気付けば購入から1年で保証期間が終了。
仕方なく親の金+自分の金で新しく3DSを買ったわけです。
なので、この分解しようとしている3DSは、正直どうなってもいいんですね(笑)
具体的な初期不良の症状ですが、とにかくすぐに電源が落ちる。
蓋を閉めただけの衝撃で電源が落ちることもしばしば。
また充電しながらプレイしていると、90%の確率で電源が落ちました。
そして1度電源が落ちると、日付と時刻がリセットされて、毎回合わせないといけない。
これがとても面倒くさかったですね。
ホントに、何で早く修理に出さなかったんだって話ですよね(笑)
ただ筆者はなぜか頑なに耐えました。
遊べるんだからいいやという、半分諦めを含んだ諦め。
あ、諦めって言っちゃった。
もう最後の方になると、10回ぐらい電源ボタンを押さないと電源が入らないなんていうのもザラでした。
そしてやっと入ったと思ったらその瞬間にまた電源が落ちるとかね。
筆者は完全に3DSに
闘いでしたね。
・・・少し話が長くなりすぎましたねすいません。
あと1つだけ。
分解する理由ですが、もしかすると、この初期不良の原因が分かるのではないかと思いまして(笑)
素人には分かるわけがないとは思いながらも、微かな望みにかけています(笑)
とりあえず小さいドライバーを買わないと話が進まないですね。
筆者のことですから、GW中に買えるかどうかは分かりません。
買えたら、5月中にはまた3DS分解の記事を書きたいと思います。
東日本大震災から3年
あの日から今日で3年が経ちました。
もう3年、まだ3年。
皆さんはどう捉えていますか。
私はあの日、まだ中学2年生でした。
学校が午前で終わった(学校が休みだったのかもしれない)ので、
友達の家で遊んで、16時くらいに家に帰り、ふとテレビをつけた時、
町に津波が押し寄せている生の映像を目にすることになったのです。
建物が、車が、何もかもが流されていく。
画面の下には異常な高さの津波到達予想を示す文字。
しかも幾つかは"既に到達"となっている。
これが、今、日本で、東北で起きている事だとはとても信じられませんでした。
その惨状に追い討ちをかけるように、福島第一原子力発電所の事故。
周りは立入禁止区域になる。
・・・現在もその影響は続いています。
まだたくさんの方々が避難生活を送られています。
また、東北の復興も、原発の処理も遅れがでています。
私達も、寄付など、できることからしていく事が大切だと思います。
そうして少しでも被災された方々の力になれればと思います。
私も、好きだった祖父や、お気に入りだったペットの死を経験していますが、その日が近づいてくるごとに、「もうあれから○年か・・・」と思います。
思い出すごとに、あの日を思い出す。この気持ちですよね。
こうやって思い出すことで、亡くなった方々も報われるだろうし、あの人の分まで生きないといけない と、自分の生きていく支えにもなると思います。
改めて、この震災で亡くなられた方々には、心よりご冥福をお祈りいたします。
そして、1日でも早い復興を願っています。
STAP細胞
※現在、論文の不正等でこのSTAP細胞の存在が危ぶまれています。
またこれはすごい事が起こりましたね。
皆さんも報道などで周知のことと思いますが、
ES細胞、iPS細胞に続き、第3の万能細胞「
しかもまた日本人の手によって!
さらにその日本人は30歳の女性(
さらにさらに、この細胞の制作過程はとても簡単で、また作れる部位も多い。
まだマウスでの実験段階らしいですが、
これが人へ応用されるとなると、再生医療の次元がまた1段階アップしますね。
何日か前のはてなダイアリーに書いた通り、筆者は今、総合で「理科」の講座を受けています。
ダイアリーの方では、文を短縮するため「理科」と書いたのですが、
この講座の正式名は「再生医療の今」。
まさにjustな話題なんです!
先生が、第1回目の授業でも第2回目の授業でも、
声高に「iPS細胞はすごい!こんなこともできる!」と言っていました。
今回はそれを超える、さらにすごいものがでてきたわけですので、
次回、最終回の第3回目の授業で、
先生が、STAP細胞について熱く熱く語ってくれることを期待しています(笑)