書きたい事を書きたい時に

はてなダイアリーとはまた違うものをこちらに書きます。例えば、コラム的な内容や、機械の分解など、様々なジャンルに渡ります。1ヶ月に1記事ぐらいのペースで更新します。

任天堂、頑張れ

元は花札の商店として創業した任天堂

1980年代にはファミリーコンピュータ等を発売し、世界に名を轟かせました。

その後もDSやWiiなど革新機を出し続け、今年の8月末には「newNINTENDO3DS」「newNINTENDO3DSLL」を電撃的に発表しました。

 

しかしこの任天堂、現在3期連続の営業赤字に陥っています。

革新的なソフトの減少に加え、スマートフォン(のアプリ等)にシェアを奪われているのが一番の原因です。

 

胆管腫瘍(たんかんしゅよう) の手術を行った岩田聡(いわたさとる) 社長が療養のため欠席する中行われた6月末の株主総会では、やはりスマートフォン向けゲーム(=アプリ)への参入を否定しました。

任天堂はかねてからアプリへの参入には否定的です。*1

 

この、「ゲームをアプリで出したくない」という気持ちは、なんとなく分かるような気がします。

やはり、今までずっと独自のゲーム機でやってきた方針を簡単に変えることはできないというものでしょう。

任天堂の“ブランド”が廃るようにも思っているのかもしれません。

 

しかし、その独自路線を貫いてきた結果、この赤字の連続ということになってしまったのです。

もうそろそろ限界ではないでしょうか。

ただ、また全世界を巻き込むような革新機が出るのを待っているのかもしれません。

任天堂は一定の周期で革新機を出し続けていますし、今までも不振のゲーム機はあったわけで、またそれが出れば一気に業績が回復すると。

お金の蓄えは十分にありますし、それを待つ時間も十分にあると。

 

これは私の考えなのですが、

任天堂はしばらく、アプリには参入しないというこの独自路線を貫き、

業績が回復したらそれで良し。

もし回復せずに、お金の蓄えもどんどん減ってきて、このままでは数年で会社が潰れてしまう・・・こうなった時に、アプリに参入するのではないかと思います。

任天堂がアプリに参入する可能性がある」という報道が出ただけで株価が急激に上昇したりするのですから、もし参入すれば業績アップは確実だと思います。

 

ただどのような方法でするのかは重要ですけどね。

ダウンロード自体は無料で課金制にするのか、それとも最初に金をとるのか・・・

それを見誤った時に負うリスクを恐れていたりもするのかもしれません。 

 

 

時代の変化を見て会社の経営戦略を変えていくことは重要なことです。

ただ、“変えない”というのもまた重要なことです。

その新しい時代の流れが急に止まってしまう可能性も否定できません。

 

任天堂はこの先も“変えない”姿勢を貫くのか、

それとも、ついに時代の変化に(のっと) り“変える”のか、

今後の対応が注目されます。

*1:ポケモンカードゲームiPadアプリが海外で出ているようで、一部報道では、これを機に任天堂はアプリに参入するかと言われていますが、「ポケモン」は任天堂からは独立した株式会社であり、カプコンモンスターハンターのアプリを出すのと同じような感覚だと思われます。